eFaxは、日本国内のみならず世界中で広く使われているインターネットFAXのトップブランドです。
eFaxについてネットで検索をしてみると、少数ですが悪い評判について書かれたサイトが見受けられます。
こちらでは、運営会社に直接連絡して、eFaxの悪評の真偽の程について取材した結果について詳しく紹介します。
インターネット上でサービスを展開している企業なのに、解約はインターネット上ではできなくて、電話受付のみ。
仕方がないので、電話してみると最初は自動音声が鳴り続けて、担当者が出るまで3分くらい待たされました。
解約の旨を伝えるとさらに2分程待たされて、解約手続きが完了するまでに5分程時間を取られました。
初回登録時に支払期間の選択と、支払方法の選択を入力しなければいけませんが、デフォルトでは、「1年払い」の「クレジットカード決済」になっています。
この設定を変更せずに、試用期間が過ぎ、有料期間に突入すると、有料期間に入った初月に1年分の料金がクレジットカードで決済されてしまいます。
クレジットカードは請求が来るまで1~2ヵ月のライムラグがあるので、気が付いたときには1年分の料金を支払った後だったということになりますので注意が必要です。
試用期間30日とあるが、試用から有料への切り替えは月末〆で適用されるので、月の途中から試用を始めた場合、きっちり30日間試すことはできない。
月末に試用を始めた場合は数日しか試用できないと思うので、じっくり試用したい場合は月初に試用申込した方がいい。
米国にFAX送受信サーバが設置してあるためか、送受信に時間がかかる場合がある。
また、FAX機器は多種多様なので仕方がないのかもしれないが、IP番号やFAX機器との相性が悪いと送受信がうまくいかない場合がある。
仕事で使いたい場合は、自分の送受信先のFAX環境をよく調べ、試用期間を使って正常に送受信ができるか確認しておいた方がいい。
悪評価はおおむね次の4パターンが多いようです
①電話でしか解約できない(コールセンターの対応が悪い)
②デフォルトで年払決済になっており、修正しないと有料初月に1年分の請求が来る。
③試用から有料への切替は月末〆なので、月後半に申し込むと十分試用できない。
④送受信時にミスが発生する。
①~③は事務手続き上の問題、④は技術的な問題です。
ただ、これらの口コミは、発言者がいつ経験した話なのか(現在もその問題は残っているのか)明確ではありません。
ですから、現時点での事務手続上のしくみや、技術的な問題がどうなっているのかについて、運営会社に直接電話を掛けて聞いてみました。
私:電話でしか解約できないというのは事実でしょうか。
カスタマーサポート:はい、解約は電話でのみ受け付けております。
私:デフォルト設定で年払決済になっており、修正しないと有料初月に1年分の請求が来るというのは事実ですか?
カスタマーサポート:そんなことはありません。
オンラインでの申込時に、月払いプランか年払いプランかを選択できるようになっています。
有料初月の請求は、その選択したプランにしたがって請求されます。
年払いプランを選択していないのに、1年分の請求が来るということはありません。
私:試用から有料への切替は月末に行われるため、月後半に試用申込すると1ヵ月試用できないというのは事実ですか?
カスタマーサポート:そんなことはありません。
試用期間は申込いただいた日から30日間となっています。
月をまたいだからといって、突然試用期間が終了することはありません。
私:送受信時にミスが発生しやすいというのは本当ですか?
カスタマーサポート:ほとんどの場合は数分以内に問題なく送信が完了し、送信完了のメール通知が届きます。
ただ、FAXの性質上、送信先が話し中の場合などは、4分後に再送信となります。
2回目も不達の場合は、さらに4分後に再送信されます。
3回送信を試して不通だった場合は、不達レポートのメール通知が届くようになっています。
ですから、不達通知についても、通常であれば15分以内には届くと思います。
このように、お忙しい時間にも関わらず、非常に丁寧な口調でお答えいただきました。
なので、デフォルトで年払プランに設定されるという情報は古く、今現在では申込時にプランをしっかり選択することができます。
また、試用期間が月末〆で終了するという情報も古く、現在は申込日より30日間の試用をすることができます。
また、一般的に言って、FAX不達の原因は結構な割合で単純ミスの可能性が高いのも事実です。よくある原因としては、以下のようなものがあります。
・FAX番号を間違えていた(電話番号宛にFAX送信してしまった)。
・送信面のウラオモテを間違えて送信してしまい、白紙が届いてしまった。
・送信相手のFAX機器が別の宛先に一斉送信中(話し中)で繋がらなかった。
・通信に問題はなかったが、相手のFAX機器の印字部不良(紙切れ等)で排出されなかった。
PC間でやりとりするEメールと異なり、送受信時に様々なメーカーのFAX機器を経由して情報を伝達するのがFAXですから、不達の原因もEメールなどと異なり複雑になりがちです。
熟練のビジネスマンは、こうしたFAXの特性をよく知っていますので、重要なFAXを送信した後は相手に直接電話して確認するなど、不達ミスを減らすための工夫を行っています。
eFaxには新規契約時に30日間の無料試用期間がありますので、ご自身が送受信する相手のFAX環境などをよく調査した上で、実際に運用テストを行い、問題のないレベルで送受信ができることをしっかり確認した上で、有料契約に移行するのが一番賢い選択と言えそうです。